• ゲームタイトル
  • 夢見師

  • ブランド
  • H℃

  • 属性
  • シナリオ

  • 評価
  • 75点

  • 最終更新日
  • 2007/5/25

    PS2からPCに移植されたわりかし珍しいエロゲです。

    主人公がなぜか1日を2回繰り返せる夢見の能力を持っていて、その能力を使ってヒロインたちを助けるというストーリー。勿論、夢見の力を使うにはそれなりの代償が必要で、その部分の葛藤がメインに描かれます。ただ全体的にボリュームと描写が足りないので感情移入はしづらい感じです。


    原画は「ねみぎつかさ」で、可愛らしい感じの萌え絵。イベント絵の枚数は258枚。差分ありでこの枚数なので最近のエロゲにしては少なめな感じです。ヒロイン各一人づつアニメーションのエロがありますが、カクカク動く完成度の低いものなので違和感ありまくり。アニメーションには期待はしないでおきましょう。システム、音楽は可も無く不可も無くで問題なし。


    ループものらしく一本道なシナリオ。突然観念的な説教臭い台詞が出てきたりして鼻につきますが、基本的にはシナリオ運びや掛け合いは軽やかで良い感じ。シナリオも8時間かからない位に短いので全体的に後に残らないあっさり風味です。一本道シナリオなのでラストに一人だけ選ぶ選択肢がありますが、まあおまけ程度。というか選ばれなかった子たちが可哀相だなぁ位にしか感じられなく残念といった所。基本的に本編は鬱な感じですが、ヒロイン全員にワンシーンづつ陵辱があるは意外な感じ。まあ和姦も陵辱もやっぱりあっさりで大した事は無いのですが、奈緒シナリオの陵辱部分は個人的にヒットでしたね。寝ている束縛してヒロインを犯して殴るというのはなかなか宜しいのではないかと。それにその部分は声優さんもいい仕事をしてましたし、絶望的な感じで良いです。ただバッドエンドはおざなりな感じなのが残念でしたが。


    まとめます。設定はどこか既視感があるものの普通にまとまっている良作。短くあっさりしているので(特にラスト)深くは楽しめませんが、ま充分かと。シナリオ、キャラ共きっちり立ってますしね。


    『H℃』作のレビュー

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